小さな鐘の警鐘・・・
あなたは、「気候正義」という言葉を知っていますか?
本日の天風録で、
この「気候正義」という言葉を教えてもらいました。
【 本日(2021.07.04)の天風録 】
8月(がつ)6日(むいか)の 朝(あさ)、広島市(ひろしまし)平和記念式典(へいわきねんしきてん)で 突(つ)き鳴(な)らされる 「平和(へいわ)の 鐘(かね)」と うり二(ふた)つの 鐘(かね)が オランダに ある。国際刑事裁判所(こくさいけいじさいばんしょ)。株(かぶ)が 下(さ)がる 一方(いっぽう)の 国際(こくさい)オリンピック委員会(いいんかい)とは 1字(いちじ)違(ちが)いの ICCが 略称(りゃくしょう)だ
▲ 庁舎(ちょうしゃ)完成(かんせい)の 祝(いわ)いで 日本政府(にほんせいふ)から 8・6の鐘(かね)と 同型(どうがた)の ものを 贈(おく)られた。国際正義(こくさいせいぎ)と 平和(へいわ)に 尽(つ)くす 役割(やくわり)を 担(にな)う からだ。裁(さば)くのは 人道(じんどう)に 対(たい)する 犯罪(はんざい)や 戦争犯罪(せんそうはんざい)、侵略犯罪(しんりゃくはんざい)、そして「ジェノサイド」と 呼(よ)ぶ 民族大量虐殺(みんぞくたいりょうぎゃくさつ)の 四(よ)つ
▲ 五(いつ)つ目(め)が そのうち 加(くわ)わる かも しれない。地球温暖化(ちきゅうおんだんか)に よる 海面上昇(かいめんじょうしょう)で 水没(すいぼつ)の 危難(きなん)に さらされる 太平洋(たいへいよう)の 島国(しまぐに)バヌアツが 「エコサイド」を 裁(さば)けーとの 訴(うった)えを 強(つよ)めて いる。環境(かんきょう)や 生態系(せいたいけい)を 指(さ)す エコと ジェノサイドを 組(く)み合(あ)わせた 造語(ぞうご)だ
▲ 環境破壊(かんきょうはかい)、とでも 訳(やく)すの だろうか。先進国(せんしんこく)や 富裕層(ふゆうそう)の 加害責任(かがいせきにん)を 問(と)う 「気候正義(きこうせいぎ)」の 考(かんが)え方(かた)が 広(ひろ)まり、エコサイドの 定義案(ていぎあん)を 示(しめ)す 国際的(こくさいてき)な 法律家(ほうりつか)グループも 現(あらわ)れて いる。「原告(げんこく)」の 地球(ちきゅう)には 心強(こころつよ)い 警鐘(けいしょう)と 弁護団(べんごだん) だろう
▲ 広島(ひろしま)と オランダの 鐘(かね)を どちらも 鋳込(いこ) ※1 んだ のは 富山県(とやまけん)の 釣(つ)り鐘(かね)メーカーで ある。先週(せんしゅう)、その 経営(けいえい)難(なん)が 伝(つた)え られた。再建(さいけん)に 向(む)けた 話(はな)し 合(あ)いが 明日(あす)にも 持(も)たれる という。いつか、「再生(さいせい)の 鐘(かね)」の 音(おと)が 聞(き)こえる だろうか。( ー 引用 ー )
本日の語彙
※1 「鋳込(いこ)む」とは、金属を溶かして鋳型の中に流し込むこと。
本日の感想等
あなたは、地球温暖化による海面上昇で水没の危難にさらされている太平洋の島国バヌアツを知っていました。私は名前を知っている程度のことしか知りませんでした。
そのバヌアツも大変ですが、日本の熱海では、地球温暖化により年々激しさを増す梅雨前線の影響で大規模な土石流が発生しました。もう自然災害という生易しものでなく、国土が壊されていき、日本の地形が変わってしまうのではないかというくらい恐怖を感じています。
この度の熱海土石流の報に接し、心よりお見舞い申し上げると共に、
まだ油断は禁物だと思います。十二分に気を付けて頂きたいものです。
最後に、あなたに質問です。
あなたは、自然災害から自分の命を守る対策をしていますか?
今は小雨だからと安心せず、
いつ何時に大雨となって土石流が発生しても、
自分の命は自分で守れるように対策しておきたいものです。
このことを日本の故事成語では
「供えあれば憂いなし」といいます。
意味は、
「前もって準備を整えておけば、いざという時に何が事が起きても心配無用である」と言う意味です。