北条政子と熱海・・・
あなたは、歴史上の人物である源頼朝や北条政子を知っていますか?
私は知りませんと言われる、あなたへ、おススメの本です。↓ ↓ ↓
新装版 マンガ日本の歴史8 鎌倉幕府の成立と承久の乱 (中公文庫 S27-8) [ 石ノ森 章太郎 ]
本日の天風録では、
北条政子の言い伝えを学びながら、
この度の土石流災害地の熱海へ思いを馳せてみました。
【 本日(2021.07.05)の天風録 】
恋(こ)い 慕(した)う 人(ひと)との 結婚(けっこん)を 父(ちち)に 反対(はんたい)され、覚悟(かくご)を 決(き)めた。意(い)に 沿(そ)わぬ ※1 男(おとこ)との 婚礼(こんれい) ※2 の 夜(よる)、伊豆(いず)の 山(やま)に 逃(に)げる。知(し)らせを 聞(き)いて 駆(か)け 付(つ)けた 恋人(こいびと)、源 頼朝(みなもと の よりとも)と 再会(さいかい)した のが、逢初川(あいぞめがわ)に 架(か)かる 同名(どうめい)の 橋(はし)の 上(うえ)だった・・・。熱海(あたみ)に 残(のこ)る 北条 政子(ほうじょう まさこ)の 言(い)い 伝(つた)えで ある
▲ そんな ロマンチックな 名前(なまえ)の 川(かわ)が 数日(すうにち)来(らい)の 激(はぎ)しい 雨(あめ)で 一変(いっぺん)した。どす黒(ぐろ)い 土石流(どせきりゅう)が、ごう音(おん)を 響(ひび)かせて 家屋(かおく)を 次々(つぎつぎ) 押(お)し 流(なが)して いく。現場(げんば)の 映像(えいぞう)を 見(み)て、息(いき)を のんだ 人(ひと)も 多(おお)かろう。またしても 大雨(おおあめ)が 痛(いた)ましい 傷(きず)を 残(のこ)した
▲ 3年前(さんねんまえ)の 西日本(にしにほん)豪雨(ごうう)を 思(おも)い 出(だ)す。梅雨(つゆ)の 末期(まっき)に 当(あ)たる この時季(じき)は 大雨(おおあめ)に なりやすく、毎年(まいとし)の ように、列島(れっとう)の どこかで 被害(ひがい)を 引(ひ)き 起(お)こして いる。警戒(けいかい)を 怠(おこた) ※3 っては なるまい
▲ 熱海(あたみ)は しかも リスクの 高(たか)い 土地(とち) だった。急傾斜地(きゅうけいしゃち)が 多(おお)い 割(わり)に 開発(かいはつ)が 進(すす)み、建物(たてもの)も 連(つら)なって いる。火山灰(かざんばい)が 積(つ)み 重(かさ)なった 地盤(ちばん)は 水(みず)を 含(ふく)み、崩(くず)れ やすい。私(わたし)たちも 人(ひと)ごとだと 思(おも)わず、万一(まんいち)の 際(さい)の 避難先(ひなんさき)や ルートを ハザードマップで 確(たし)かめて おかなければ
▲ 「危機(きき)」を 自(みずか)らの 判断(はんだん)で 回避(かいひ) ※4 して 活路(かつろ)を 開(ひら)いた 1人(ひとり)が、北条 政子(ほうじょう まさこ) だろう。頼朝(よりとも)と 結婚(けっこん) しなければ、全(まった)く 違(ちが)う 人生(じんせい)だった はず。気性(きしょう)の 激(はげ)しさの 裏(うら)に ある、積極的(せっきょくてき)行動(こうどう)の 大切(たいせつ)さを 改(あらた)めて かみしめてみる ※5。( ー 引用 ー )
【 本日の語彙 】
※1 「意(い)に 沿(そ)わぬ」とは、気に入らない・気に食わない・納得できない等々
※2 「婚礼(こんれい)」とは、結婚式。
※3 「怠(おこた)る」とは、すべきことをしないでおく。なまける。油断する。
※4 「回避(かいひ)」とは、よけて、わきに避けること。
※5 「かみしめてみる」とは、物事を分別して考え、よく理解するという意味。
【 最後に、あなたに質問です。】
あなたは、万が一に備えた準備は出来ていますか?
これからやって来る、自然災害の時季、
梅雨の末期、酷暑の夏、大型化された台風等・・・
いつ何時に自然災害に遭遇するか分かりません、
気を付けておきたいものです。