忘れさられる国々・・・
中国新聞天風録を「読み・書き・タイピング」し
世の中の出来事を学びながら、
認知症予防に「考える力」脳トレに取り組んでいます。
あなたは本日の天風録で、何を学び、どんな事を考えますか?
【 本日(2021.05.25)の 天風録 ↓ ↓ ↓ 】で学び、考えたこと。
国家(こっか)による テロだと 非難(ひなん)されても、どこ吹(ふ)く 風(かぜ)の ようだ。ベラルーシ※1 が 飛行中(ひこうちゅう)の 民間(みんかん)旅客機(りょかっき)を 戦闘機(せんとうき)で 誘導(ゆうどう)し、強制(きょうせい)着陸(ちゃくりく)させた。乗客(じょうきゃく)のうち 反体制派(はんたいせいは)の 男性(だんせい)1人(ひとり)を 拘束(こうそく)※2 する。大騒動(だいそうどう)の 目的(もくてき)は そこに 尽(つ)きる らしい
▲ベラルーシと 言(い)えば「欧州(おうしゅう)最後(さいご)の 独裁者(どくさいしゃ)」 ルカシェンコ大統領(だいとうりょう)である。昨年(さくねん)夏(なつ)の 大統領選(だいとうりょうせん)の 不正(ふせい)を 追及(ついきゅう)した 大規模(だいきぼ)デモでは、多(おお)くの 参加者(さんかしゃ)が 拘束(こうそくされ、拷問(ごうもん)※3 も うけたとされる。今回(こんかい)の ハイジャックまがいも、大統領(だいとうりょう)が 命令(めいれい)した という。さもありなん※4
▲そんな 外電(がいでん)に 接(せっ)し、無力感(むりょくかん)が 増(ま)す。欧米(おうべい)は 制裁(せいさい)を 科(か)して 大統領選(だいとうりょうせん)の やり直(なお)しを 求(もと)めたものの 効(き)き目(め)は ない。私(わたし)たち マスコミも ベラルーシの 「その後(ご)」を 伝(つた)え切(き)れたと 胸(むね)を 張(は)れる 立場(たちば)では ない
▲ミャンマーも 状況(じょうきょう)は 似(に)る。軍(ぐん)の クーデタ―から間(ま)もなく 4カ月(よんかげつ)。戒厳(かいげん)※5 令(れい)の下(もと)、不服従運動(ふふくじゅううんどう)は 今(いま)も 散発的(さんぱつてき)に 続(つづ)くが、現地(げんち)からの 報道(ほうどう)は コロナ関連(かんれん)のニュースに 隠(かく)れがち。「世界(せかい)から 忘(わす)れ 去(さ)られてしまう」と、市民(しみん)は 日増(ひま)しに 危機感(ききかん)を 強(つよ)めて いる ようだ
▲1カ月(いっかげつ)ぶりに 拘束(こうそく)を 解(と)かれ 帰国(きこく)した ジャーナリスト 北角 裕樹(きたずみ ゆうき)さんは 「勇敢(ゆうかん)な ミャンマーの 人(ひと)たちこそ 未来(みらい)への 希望(きぼう)」と 語(かた)った。国際社会(こくさいしゃかい)は 今(いま)こそ、その希望(きぼう)を 共有(きょうゆう)しなくては。( ー 引用 ー )
※1 「ベラルーシ」とは、東欧にある内陸国で、スターリン時代の建築物、壮大な要塞や原生林などで
知られています。首都ミンスクは近代都市で、市内の独立広場には記念碑のようなKGB※6 本部や、第二次世界大戦でのベラルーシの活躍を称える大祖国戦争史国立博物館があります。またミンスクには教会も数多くあり、ネオロマネスク様式の聖シモン・聖エレーナ協会などが知られています。
※2 「拘束(こうそく)」とは、行動の自由をしばること。
※3 「拷問(ごうもん)」とは、罪の疑いのある者に、肉体的な苦痛を与えて白状を強制すること。
※4 「さもありなん」とは、「きっとそうに違いない」「その通りである」といった意味の言葉。
※5 「戒厳(かいげん)」とは、警戒をきびしくすること。特に、非常事態に際して、行政権や裁判権を軍隊にゆだね、兵力によってその地域を警備すること。
※6 「KGB」とは、旧ソビエト連邦国家保安委員会のこと。
ベラルーシと言う国について、少し学んでみました。
人も風景も「すごく美し国」という印象です。
ミャンマーも「アジア最後のフロンティア」と言われるように、素晴らしい国だと思っています。
そんな素敵な国々が、一部の人の行動で忘れ去られていく国になるのは残念です。
もしや、
この流れが、世の中の主流になりはしないかと危惧しています。