小さな割れ目が・・・
あなたは、どのようにして認知症を防ぐ取り組み(計画)をしていますか?
私は、
中国新聞の天風録を「読み・書き・タイピング」で活用し、
世の中の出来事を学び、「考える力」を脳トレに、
認知症を防ぐ取り組みに励んでいます。
ちなみに
本日の天風録では、こんな事を学び、考えて脳トレしてみました。
【 本日(2021.06.19)の天風録 】
1968年(ねん)の メキシコ五輪(ごりん)。米国(べいこく)の 黒人(こくじん)陸上選手(りくじょうせんしゅ)2人(ふたり)が 表彰台(ひょうしょうだい)で うつむき、黒(くろ)い 手袋(てぶくろ)の 拳(こぶし)を 突(つ)き上(あ)げた。国歌(こっか)が 流(なが)れている 間(あいだ)、ずっと。映像(えいぞう)の 時代(じだい)に 入(はい)った 五輪(ごりん)だけに 衝撃(しょうげき)※1 は 全世界(ぜんせかい)に 走(はし)る
▲「金(きん)」の 台(だい)に 立(た)った トミー・スミス 氏(し)に よると、目的(もくてき)は 「黒(くろ)い 威厳(いげん)※2 を 取(と)り戻(もど)す こと」。人種差別(じんしゅさべつ)の 渦(うず)の中(なか)を 帰国(きこく)した 彼(かれ)らは なじられ ※3 、競技(きょうぎ)人生(じんせい)も 閉(と)ざされた。それでも スミス 氏(し)は 「拳(こぶし)を 突(つ)き上(あ)げて 小(ちい)さな 割(わ)れ 目(め)が できた」と 昨年(さくねん)、米紙(べいし)に 答(こた)えている
▲こちらの 「3本(さんぼん)の 指(ゆび)」も 小(ちい)さな 割(わ)れ目(め)に なると 信(しん)じる。サッカーW杯予選(よせん)で 来日中(らいにちちゅう)に 無言(むごん)で 国軍(こくぐん)に 抗議(こうぎ)※4 した ミャンマーの ピエ・リヤン・アウン 選手(せんしゅ)
▲関西空港(かんせいくうこう)の 出国(しゅっこく)審査場(しんさじょう)で 「帰(かえ)りたく ない」と 慣(な)れない 英語(えいご)で 懸命(けんめい)に 訴(うった)え、日本(にほん)に 保護(ほご)を 求(もと)めた。3本(さんぼん)の指(ゆび)の 行動(こうどう)は 大(おお)きく 報(ほう)じられ、帰国(きこく)すれば 命(いのち)が 危(あや)うい。かといって とどまれば 家族(かぞく)や 友人(ゆうじん)は どうなる。ずっと 悩(なや)み、チームからの 離脱(りだつ)も ままならない まま、最後(さいご)に 決断(けつだん)した という
▲ベトナム戦争(せんそう)の さなかに 脱走(だっそう)米兵(べいへい)を 支援(しえん)した 作家(さっか)小田 実(おだ まこと)氏(し)は 「ひとりでも(軍(ぐん)を)やめる、これが 脱走兵(だっそうへい)の 原理(げんり)だ」と 語(かた)った。小(ちい)さな 割(わ)れ目(め)が 地殻変動(ちかくへんどう)※5 に 至(いたる)るのは 歴史(れきし)の 常(つね)。正義(せいぎ)への 大(おお)いなる 脱走(だっそう)を 支持(しじ)する。( ー 引用 ー )
※1 「衝撃(しょうげき)」とは、意外な出来事などによって強く心を揺り動かされること。その心の動き。ショック。
※2 「威厳(いげん)」とは、堂々としているさま。
※3 「なじる」とは、相手を問いつめて責めること。
※4 「抗議(こうぎ)」とは、相手の発言・決定・行為などを不当として、反対の意見・要求を主張すること。
※5 「地殻変動(ちかくへんどう)」とは、(比喩的※6に)諸活動の基盤となる方式・組織が変化すること。
※6 「比喩的(ひゆてき)」とは、そのものではなく、他のものにたとえて表すさまのこと。
私は、本日の天風録を読み・書き・タイピングして、
6つの言葉と
1968年メキシコ五輪の金メダリストトミー・スミス氏の言葉と行動、
ミャンマーサッカー選手ピエ・リヤン・アウン選手の勇気ある行動の
出来事について学び、共感し、
時代が変わるとき
必ずヒーローが生まれるものだなと思いながら、
幕末の坂本竜馬に思いを馳せていました。
そんな中、
足元から小さな揺れを感じながら、
この揺れが、地殻変動を伴って
大きな揺れにならなければ良いがと、
臆病者の私は、びくびくしながら危惧していました。
あなたは、本日の天風録で何を学び、どう考えましたか!?