「古畑任三郎」と私・・・

中国新聞天風録を「読み・書き・タイピング」しながら、
世の中の出来事を学び、認知症予防に「考える力」を養っています。



本日の天風録で、こんな事を思い出しました。

あなたなら、どんな思い出がありますか?
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【 本日(2021.05.20)の 天風録 ↓ ↓ ↓ 】 

(ひたい)に (ゆび)を (あ)て 「えー、(に)、(さん) お(うかが)いしたいことが あるんですけど」。20(ねん)以上(いじょう)(まえ)に はやった (もの)まねは (いま)も 通用(つよ)する。平成(へいせい)の 人気(にんき)ドラマ 「​古畑 任三郎​(ふるはた にんざぶろう)」。主人公(しゅじんこう)と (えん)じる ​田村 正和​(たむら まさかず)さんの 個性(こせい)が (かさ)なり、(した)しまれた。(とど)いた 訃報(ふほう)に (はば)(ひろ)い 世代(せだい)が (いた)※1 

推理(すいり)と 話術(わじゅつ)で 犯人(はんにん)を (お)いつめて いく (やく)どころ だった。いわば 日本版(にほんばん) 「刑事(けいじ)コロンボ」だが、こちらはスタイリッシュ ※2 。ボソボソした 口調(くちょう)を (ふく)め、(す)の 田村(たむら)さん だったの だろう。「異常(いじょう)に せりふが (なが)いのは (こま)った」とも

映画(えいが)や ドラマで 二枚目(にまいめ)から コミカル ※な (やく)まで、独特(どくとく)の せりふ (まわ)しが (もの)まね されるが、(わか)い(ころ)は (かえ)が (とお)らない ために 脇役(わきやく)が (おお)かった。やがて 注目(ちゅうもく) されると、「和製(わせい)ディーン」の 見出(みだ)しが 記事(きじ)に (つ)く。時代(じだい)に あらがう ※4  若者(わかもの)の イメージも まとっていた

半世紀(はんせいき)以上(いじょう)(まえ)には 映画(えいが)「記録(きろく)なき 青春(せいしゅん)」に 主演(しゅえん)した。(えん)じたのは 広島ひろしま)の 被曝(ひばく)2(せい)の (やく)だ。(かげ)のある 風貌(ふうぼう)※も あいまって 起用(きよう)されたの だろうか。原爆(げんばく)の 爪痕(つめあと)や (みずか)らの 運命(うんめい)を、(ふ)り (はら)うように (か)け (ぬ)ける 若者(わかもの)の 姿(すがた)が (むね)を (う)つ

(て)れ(や)で (は)ずかしがり(や)ー。(みずか)らを そう(かた)る 俳優(はいゆう)は、私生活(しせいかつ)を (あ)かさぬ ことでも (し)られた。また一人(ひとり)、「スター」が (き)えて 銀幕(ぎんまく)も テレビも (さび)しくなる。 ( ー 引用 ー )

​※(いた)む」とは、悲しんで心を痛める。
スタイリッシュ」とは、流行に合っているさま。上品でおしゃれなさま。
コミカル」とは、「ひょうきんな~」「コメディ的な~」「喜劇的な」「こっけいな」「笑いを誘    
  う」などを意味する
4​ あらがう」とは、従わないであらそうこと。
風貌(ふうぼう)」とは、身なりや顔つきなど、外から見たその人の様子。

私にとって、田村正和さんの「古畑任三郎」は青春時代の良き思い出です。
テレビ嫌いの私が、欠かさず見ていたテレビドラマの一つが「古畑任三郎」でした。
このドラマでは、必ずコミカルな場面があり笑わせてもらっていた記憶があり、
このドラマで、推理小説を読む楽しさを学びました。

とても楽しいドラマでした。

青春時代や田村正和さんを思い出しながら、もう一度見てみたいです。
私のように青春時代の思い出でない人にも、
きっと、田村正和さんの人となりが分かる作品だと思います。

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心よりご冥福お祈り申し上げます。