四大公害病のひとつ水俣病・・・
あなたは、
5月2日が四大公害病のひとつである水俣病の公式確認日であることを知っていましたか?
本日の天風録で、
5月2日が水俣病の公式確認日であることを教えてもらい、
たくさんことを学ばさせて頂きました。
【 本日(2021.05.02)の天風録 ↓ ↓ ↓ 】
きょうから 本紙(ほんし)の 広場欄(ひろばらん)は ゴールデンウィーク特集(とくしゅう)で ある。「わがまちの 宝(たから)」。地方版(ちほうばん)でも 同(おな)じ 題(だい)の 企画(きかく)が 1年前(いちねんまえ)から 走(はし)っている。おなじみの 読者(どくしゃ)も いる だろう。身近(みじか)な 世界(せかい)で 見(み)つけた 心地(ここち)よい 時間(じかん)や 場所(ばしょ)の 数々(かずかず)が つづられて いる
▲ かつて 熊本(くまもと)の 水俣市(みなまたし)で、1人(ひとり)の 少女(しょうじょ)が 「宝子(たからご)」と 呼(よ)ばれていた ことがある。工場(こうじょう)から 垂(た)れ 流(なが)された 有機水銀(ゆうきすいぎん)が 母親(ははおや)の 胎盤(たいばん)を すり抜(ぬ)け、体(からだ)を むしばんだ。生(う)まれながらの 水俣病(みなまたびょう)※1 患者(かんじゃ)である
▲ 少女(しょうじょ)の 弟(おとうと)や 妹(いもうと)は 無事(ぶじ)だった。「家族(かぞく)の 宝子(たからご)です たい」。母親(ははおや)には、水銀(すいぎん)の 毒(どく)を すべて 娘(むすめ)が 吸(す)い取(と)って きてくれたように 思(おも)えた らしい。水俣病(みなまたびょう)の 公式(こうしき)確認(かくにん)から きのうで 65年(ねん)
▲ 子宮(しきゅう)は、内(うち)なる 環境(かんきょう)で ある。水銀(すいぎん)は 魚介類(ぎょかいるい)を 通(つう)じて 胎内(たいない)に 及(およ)んだ。人間(にんげん)を 取(と)り巻(ま)く 海(うみ)や 大地(だいち)の 汚染(おせん)が 次世代(じせだい)の 命(いのち)を 脅(おびや)かし かねないー。胎児性(たいじせい)患者(かんじゃ)は 身(み)を もって、そう 警告(けいこく)する。水俣(みなまた)が 公害(こうがい)の 原点(げんてん)と される ゆえんだろう
▲ その水俣(みなまた)は、「地元学(じもとがく)」発祥(はっしょう)の地(ち)でも ある。風土(ふうど)に 根付(ねづ)いた 暮(く)らしに 学(まな)びつつ 再生(さいせい)の 糸(いと)を 紡(つむ)ぎ、コミュニティーを 織(お)りなす 試(こころ)みで ある。企業(きぎょう)城下町(じょうかまち)の 遺産(いさん)も あればこその 産声(うぶごえ) だったろう。風物(ふうぶつ)や 人情(にんじょう)に 目(め)を 留(と)めた 投書(とうしょ)の 並(なら)ぶ 広場欄(ひろばらん)が、地元(じもと)の 宝箱(たからばこ)に 見(み)えてくる( ー 引用 ー )
※1 水俣病(みなまたびょう)とは、メチル水銀化合物(有機水銀)による中毒性中枢神経系疾患のうち、産業活動が発生源となり、同物質が環境に排出され、食物連鎖によってヒトが経口摂取して集団発生した場合に使われる病名である。
改めて、
「わがまちの宝」について考えてみると
「風土に根付いた暮らしから学ぶ」ことの大切さに気付かされました。
あなたは、本日の天風録で
何を感じ、
何を学び、
そして、
どう行動しようと思いましたか?