【 目標16 】「平和の祭典」五輪・・・
本日(2021.07.23)の天風録を読んで、
あなたは、どんなことを感じ、考えましたか?
【 2021.07.23.の 天風録 】
母(はは)が 晩年(ばんねん)「アンネの日記(にっき)」を 読(よ)みたいと 言(い)い出(だ)したことが ある。文庫版(ぶんこばん)を 送(おく)ると、字(じ)が 小(ちい)さいと 不平(ふへい) たらたら。それでも 遺品(いひん)には 傍線(ぼうせん)が 引(ひ)かれていた ように 思(おも)う
▲ 母(はは)の 心境(しんきょう)は 察(さっ)しが ついた。アンネと 同(おな)い年(どし)。15歳(さい)で 彼女(かのじょ)が ユダヤ人(じん)収容所(しゅうようしょ)の 露(つゆ)と 消(き)えた 頃(ころ)、母(はは)は 疎開先(そかいさき)で 苦労(くろう)して いた。ヒット歌謡曲(かようきょく)「青春時代(せいしゅんじだい)」を 好(この)み 「青春(せいしゅん)なんか あらへん」が 口癖(くちぐせ)。それだけに、火花(ひばな)の ような 短(みじか)い 春(はる)に、アンネが 見(み)い出(だ)した 生(い)きがいを 知(し)りたかったの だろう
▲ 母(はは)は 今(いま)は 亡(な)く 妄言(もうげん)※1 を 聞(き)かずに 済(す)んだ。東京五輪(とうきょうごりん)開会式(かいかいしき)の 演出(えんしゅつ)統括(とうかつ)、小林 賢太郎(こばやし けんたろう)氏(し)が 過去(かこ)の コントで ホロコーストを 笑(わら)いの 種(たね)に して いたことが 分(わ)かり、任(にん)を 解(と)かれた
▲ 不快(ふかい)に 思(おも)った 人(ひと)に わびを 入(い)れると いうが、事(こと)の 重大(じゅうだい)さが 分(わ)かって いない。わが国(くに)は ナチスの 同盟国(どうめいこく)だった 歴史(れきし)に 責任(せきにん)を 負(お)うと 「アンネの日記(にっき)」の 巻末(かんまつ)に 訳者(やくしゃ) 深町 眞理子(ふかまち まりこ)さんは 記(き)す。五輪(ごりん)が 「平和(へいわ)の 祭典(さいてん)」なら、人間(にんげん)を 抑圧(よくあつ)する 全(すべ)ての 絶対(ぜったい)悪(あく)に 毅然(きぜん)と 立(た)ち向(む)かうのが 筋(すじ)だろう。明日(あす)の「演出(えんしゅつ)」とやらが 気(き)に かかる
▲ 市川 崑(いちかわ こん)総監督(そうかんとく)の 名作(めいさく)「東京(とうきょう)オリンピック」は 選手団(せんしゅだん)の 入場(にゅうじょう)が 今(いま)なお 開幕(かいまく)の 感動(かんどう)を 伝(つた)える。小(ちい)さな 国(くに)には、小(ちい)さな 国(くに)なりのー。演出(えんしゅつ)のための 演出(えんしゅつ)なら 要(い)らない。( ー 引用 ー )
※1 「妄言(もうげん)」とは、でまかせで根拠のない言葉。
ちなみに、私はこんなことを感じ、考えてみました。
開幕前までドタバタ劇が続く東京五輪、これも、もしかしたら演出なのかもしれない。
もっと凄い「感動」がこの後にあり、世界中から称賛される五輪になるのではないか!
でなければ、
東京五輪は史上初の失楽五輪になり、
「お・も・て・な・し」どころか、
「は・じ・し・ら・ず」五輪になってしまい、
世界中から見放される五輪になるのではないか!?と
妄言を吐き出してみました(笑)
一方、
この「平和の祭典」五輪を持続可能な開発目標(SDGs)の目標16の視点で捉えて考えてもみました。
SDGs目標16『平和と公正をすべての人に( Peace and justice )』とは、持続可能な開発のための平和で包摂的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築するでしたね。
最後に、あなたに
質問です。
「あなたにとっての「平和の祭典」五輪は、どのような五輪ですか?」