【 目標16 】戦後76年の夏が近づく・・・
あなたは、SDGs(持続可能な開発目標)の掲げる【 目標16】を、知っていますか?
本日の天風録を「読み・書き・タイピング」する中で、
SDGs(持続可能な開発目標)の
【 目標16:平和と公正をすべての人に( Peace and justice )】に視点で考察してみました。
『 目標16:平和と公正をすべての人に( Peace and justice )』とは、
「持続可能な開発のための平和で包括的な社会を促進し、すべての人々に司法へのアクセスを提供し、あらゆるレベルにおいて効果的で説明責任のある包摂的な制度を構築する」でしたね。
【 2021.07.15の 天風録 】
戦前(せんぜん)、9歳(きゅうさい)で 楽壇(がくだん)デビューを 飾(かざ)った バイオリンの 天才少女(てんさいしょうじょ)に、耳(みみ)を 疑(うたが)う 頼(たの)み 事(ごと)が 舞(ま)い込(こ)む。空(そら)を 飛(と)ぶ 軍用機(ぐんようき)の 音(おと)から、機種(きしゅ)は おろか 型式(けいしき)まで 聴(き)き 分(わ)けよと いうので ある
▲ 戦況(せんきょう)が 深(ふか)まると、潜水艦(せんすいかん)が どの方角(ほうがく)の 何(なん)㌔先(さき)に いるか、エンジン音(おん)から 当(あ)てよと 試(ため)されたー。おととい 訃報(ふほう)が 届(とど)いた バイオリ二スト 辻 久子(つじ ひさこ)さんの 打(う)ち 明(あ)け 話(ばなし)が、今(いま)は 亡(な)き 落語家(らくごか)桂 米朝(かつら べいちょう)さんの 対談集(たいだんしゅう)「一芸一談(いちげいいちだん)」に 見(み)える。総力戦(そうりょくせん)の 一端(いったん)を しのばせる
▲ 「耳(みみ)レーダー」の 試験(しけん)は 朝飯前(あさめしまえ) だった ようだが、程(ほど)なくの 敗戦(はいせん)で 話(はなし)は ご破算(はさん)となった。しかし 戦後(せんご)も 東西冷戦(とうざいれいせん)から 「テロとの 戦(たたか)い」と 、地球上(ちきゅうじょう)に 戦火(せんか)の 音(おと)が 響(ひび)き 続(つづ)ける。「銃(じゅう)の 代(か)わりに 楽器(がっき)を」と、辻(つじ)さんも 念(ねん)じた 一人(ひとり)だった はず
▲ 本紙(ほんし)で 辻(つじ)さんの 足跡(あしあと)を たどると、その音色(ねいろ)は なぜか 中国山地(ちゅうごくさんち)の ひなびた町(まち)でも 奏(かな)で られて いる。府中市(ふちゅし)上下町(じょうげちょう)、島根県(しまねけん)川本町(かわもとまち)・・・。生(なま)の 音(おと)に 触(ふ)れる 機会(きかい)の 少(すく)ない 山里(やまさと)の 方(ほう)が 聴(き)き手(て)の 感動(かんどう)を 味(あじ)わえると、例(れい)の 対談(たいだん)で 語(かた)って いた。白紙(はくし)状態(じょうたい)で 聴(き)く 心(こころ)は 格好(かっこう)の 反響板(はんきょうばん)と なるかも しれない
▲ 中国地方(ちゅうごくちほう)も 梅雨(つゆ)が 明(あ)け、8月(はちがつ)が 近(ちか)づく。戦後(せんご)76年(ななじゅうろくねん)。平和(へいわ)の 喜(よろこ)びと もろさを 肌身(はだみ)で 知(し)り、軍靴(ぐんか)の 響(ひび)きに 感(かん)づく 世代(せだい)が また一人(ひとり)、旅立(たびだ)って しまった。( ー 引用 ー )
改めて、バイオリ二ストの辻久子さんの打ち明け話の「耳レーダー」は、
人間の能力の凄さに驚きです。
東西冷戦からのテロとの戦い等で地球上に戦火の音が響き続ける中、すべての人に何時「平和と公正」を共有することができるのかを考えてみました。
最後に、あなたに
質問です。
「 戦後76年の夏、今一度立ち止まって「平和と公正」について考えてみませんか?」