【 目標4】移動図書館船「ふね遺産」・・・
あなたはSDGs(持続可能な開発目標)の掲げる目標4は、知ちょってですか?
目標4は『「質の高い教育をみんなに(Quality education)で、
すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する』でしたね。
本日の天風録では、SDGsの目標4の視点で
「読み・書き・タイピング」に取り組んでみました。
【 本日(2021.07.09)の 天風録 】
到着(とうちゃく)の 合図(あいず)は 「ドナウ川(かわ)の さざ波(なみ)」だった そうだ。少(すこ)し 悲(かな)しげな ワルツが 聞(き)こえると、島(しま)の 人(ひと)は 次々(つぎつぎ)桟橋(さんばし)へ 走(はし)った。移動(いどう)図書館(としょかん)船(せん)「文化船(ぶんかせん)ひまわり」の 到着(とうちゃく)だ。正装(せいそう)の 人(ひと)、家(いえ)まで 待(ま)ち きれずに その場(ば)に 座(すわ)り 込(こ)んで 本(ほん)を 広(ひろ)げる 子(こ)ども・・・。古(ふる)い 写真(しゃしん)から 当時(とうじ)の 息遣(いきづか)いが 伝(つた)わる
▲ 1962年(ねん)から 足(あし)かせ 20年(ねん)、瀬戸内海(せとないかい)を 運航(うんこう)した。船内(せんない)の 書架(しょか)※1 に 1500冊(さつ)もの 本(ほん)や 映画(えいが)フィルムを 積(つ)み 込(こ)んで、東(ひがし)は 福山(ふくやま)の 走島(はしりじま)、西(にし)は 大竹(おおたけ)の 阿多田島(あたたじま)まで 広島県(ひろしまけん)の 19島(とう)を 巡(めぐ)ったと いう
▲ 平和(へいわ)を 愛(あい)する 人(ひと)を 育(そだ)てる ためには 本(ほん)や 文化(ぶんか)に 親(した)しむ ことが 大切(たいせつ)ー。そんな理念(りねん)を 掲(かか)げ、子(こ)どもから お年寄(としよ)りまで 延(の)べ 45万人(まんにん)に 70万冊(まんさつ)の 本(ほん)を 届(とど)けた。図書館(としょかん)もなく テレビも 普及(ふきゅう)して いない 時代(じだい)。島(しま)の人(ひと)には どんなに 待(ま)ち 遠(とお)しかったか
▲ 役割(やくわり)を 終(お)えた 船(ふね)は、尾道市(おのみちし)瀬戸田町(せとだちょう)に 引(ひ)き 取(と)られ 保存(ほぞん)されて いる。歳月(さいげつ)と ともに 老朽化(ろうきゅうか)し、解体(かいたい)の 危機(きき)に あったのを 志(こころざし)ある 市民(しみん)たちが 修復(しゅうふく) しながら 大切(たいせつ)に 守(まも)って きた。全国(ぜんこく)にも 例(れい)の ない 離島(りとう)への 移動(いどう)図書館船(としょかんせん)として、先頃(さきごろ)「ふね遺産(いさん)」に 認定(にんてい)された
▲ 歴史的(れきしてき) 価値(かち)に お墨付(すみつ)きを 得(え)て、島(しま)の 暮(く)らしと 文化(ぶんか)を 育(はぐく)んだ 船(ふね)を これからも 大事(だいじ)にして いこう。未来(みらい)へ 「航海(こうかい)」を 続(つづ)け られる ように。( ー 引用 ー )
※1 「書架(しょか)」とは、本棚。
広島県では1962年頃から離島に暮らす、すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し、生涯学習の機会を促進する(SDGs目標4)の取り組みが行われていたことを教えてもらいました。
当時の人の暮らし方には、知恵があり行動がありで、移動図書館船が「ふね遺産」に認定されるもの納得する次第です。
改めて、
衣・食・住の満ち足りた暮らしの中で、不足している条件を洗い出しをしながら、
持続可能な開発のための教育(ESD)について、考察してみました。
あなたに質問です。
「あなたが、日常の生活場面で足りないものは何ですか?」