話を「盛る」政治家!?1億5千万円の使い道・・・
【本日(2021.04.08)の天風録】で学び考えたこと。
話(はなし)を 「盛(も)る」ー。誇張(こちょう)※1 するとか 大(おお)げさにすると 言(い)った 意味(いみ)で 最近(さいきん)よく 使(つか)われる。広辞苑(こうじえん)にも 4年(ねん)前(まえ)、新(あら)たな 語義(ごぎ)※2 として 追加(ついか)された。SNSでは 写真(しゃしん)を 加工(かこう)し、瞳(ひとみ)を 大(おお)きくする など 見栄(みば)えを 良(よ)く することは 当(あ)たり前(まえ)だ
▲ 自分(じぶん)に 注目(ちゅうもく)して もらおうと、平気(へいき)で うそを ついたり 悲劇(ひげき)の 主人公(しゅじんこう)を 演(えん)じたり して 「盛(も)る」人(ひと)が 増(ふ)えて いるー。精神科(せいしんか)医(い)の 和田 秀樹(わだ ひでき)さんが 著書(ちょしょ)「世界一(せかいいち)騙(だま)されやすい 日本人(にほんじん)」で 指摘(してき)※3 する。確(たし)かに、周(まわ)りにも いる 気(き)が する
▲ 巨額(きょがく)の 選挙(せんきょ)買収(ばいしゅう)で 公判中(こうはんちゅう)の 河井 克行(かわい かつゆき)元(もと)法相(ほうそう)は どうだろう。無罪(むざい)主張(しゅちょう)を 一転(いってん)させ、起訴(きそ)内容(ないよう)の 大半(たいはん)を 認(みと)めた。地元(じもと)議員(ぎいん)らに カネを 配(くば)った 心(こころ)の 内(うち)を 仰々(ぎょうぎょう)しく〈 遺言(ゆいごん)〉と 称(しょう)し、法廷(ほうてい)で 語(かた)って いる
▲ 有権者(ゆうけんしゃ)の 〈 信頼(しんらい)を 裏切(うらぎ)った ことは 万死(ばんし)に 値(あたい)する〉と 言(い)いながら 買収(ばいしゅう)は 〈 主(しゅ)たる 目的(もくてき)では ない 〉と。自民党(じみんとう)から 提供(ていきょう)された 1億(おく)5千(せん)万円(まんえん)は 〈 一円(いちえん)たりとも 買収(ばいしゅう)には 使(つか)って いない 〉と 強弁(きょうべん)した。手元(てもと)に ある別(べつ)の 金(かね)なら 構(かま)わない とでも 言(い)いたいの だろうか
▲ 自(みずか)らに 都合(つごう)の いいよう 発言(はつげん)を 編集(へんしゅう)したり 振(ふ)る舞(ま)ったり するのは ままある ことと、和田(わだ)さん。盛(も)られた 情報(じょうほう)を 見抜(みぬ)くことが 大事(だいじ)だと 説(と)く。買収(ばいしゅう)の 舞台(ぶたい)と なった 参院選(さんいんせん)広島選挙区(ひろしませんきょく)の 再(さい)選挙(せんきょ)が きょう 告示(こくじ)となる。( ー 引用 ー )
※1 「誇張(こちょう)」とは、実際よりも大げさに表現すること。
※2 「語義(ごぎ)」とは、言葉の意味のこと。
※3 「指摘(してき)」とは、大切な点や注意すべきこと、欠点や過失などを具体的に取り上げて指し示すこと。
2019年7月の参院選広島選挙区の大規模買収事件で広島県内の政治家ら100人に現金を配ったとして公選法違反罪(買収、事前運動)に問われた元法相の河井 克己被告(58)の判決が6月18日に、東京地裁で言い渡される。
検察側は「前代未聞の事件」として懲役4年を求刑。
弁護側は起訴内容の大半を認めた上で「買収は主目的ではなかった」と主張し、執行猶予付きの判決を求めている。
最大の焦点は、
実刑判決を選択するかどうか?
刑の重さをどう判断するか?
だそうだが、
私としては、盛られた話をスッキリさせて欲しい。