混迷する時代だからこそ・・・
中国新聞天風録を「読み・書き・タイピング」し、
世の中の出来事を学び、
認知症予防の取り組みで「考える力」の脳トレに
励んでいます。
〖 ライブドア―ニュースより引用 〗
【 本日(2021.06.02)の 天風録 ↓ ↓ ↓ 】で学び、考えたこと。
21世紀(せいき) 最初(さいしょ)の 平和記念式典(へいわきねんしきてん)での こと。国連(こくれん) アナン事務(じむ)総長(そうちょう)から メッセージを 託(たく)された 人道(じんどう)担当(たんとう)事務(じむ)次長(じちょう)は、代読(だいどく)する 前(まえ)に 名乗(なの)り、こう 続(つづ)けた。広島市(ひろしまし)の 出身(しゅっしん)で 被爆者(ひばくしゃ)ですー。自己紹介(じこしょうかい)と いうよりは、被爆地(ひばくち)との 連帯(れんけい)の 表(あらわ)れ だったの かも しれない
▲国連大使(こくれんたいし)などを 歴任(れきにん)した 大島 賢三(おおしま けんぞう)さん である。思(おも)わぬ 悲報(ひほう)※1 が 届(とど)いた。20年(ねん)前(まえ)の 式典(しきてん)後(ご)には 「個人(こじん)の 感情(かんじょう)を 入(い)れるべきでは ないのかも しれませんが」と 前置(まえお)きして、「特別(とくべつ)な 思(おも)いで 読(よ)み 上(あ)げた」と 胸(むね)の 内(うち)を 明(あ)かしていた
▲2歳(さい)で 被爆(ひばく)し、母(はは)を 奪(うば)われた。惨状(さんじょう) ※2 の 記憶(きおく)は ないが、級友(きゅうゆう)には 原爆(げんばく)孤児(こじ) ※3 が たくさんいた。「体験(たいけん)の 中(なか)に 原爆(げんばく)が 刻(きざ)み 込(こ)まれて いる」と 語(かた)っていた。2005年(ねん)に 国連本部(こくれんほんぶ)で 開(ひら)かれた 原爆展(げんばくてん)にも 力(ちから)を 尽(つ)くした
▲被爆者(ひばくしゃ)と どこか 二重(にじゅう)写(うつ)しに なっていた ようだ。チェルノブイリの 被爆者(ひばくしゃ)にも 心(こころ)を 寄(よ)せ、支援(しえん)を 担(にな)※4 った。最近(さいきん)は ミャンマー情勢(じょうせい)に 胸(むね)を 痛(いた)めていた という。平和的(へいわてき)解決(かいけつ)に 向(む)け、アジア各国(かっこく)と 連携(れんけい)し 外交(がいこう)努力(どりょく)するよう、4月(がつ)に 政府(せいふ)へ 提言(ていげん)した ばかりだった
▲新世紀(しんせいき)に 入(はい)って 20年(ねん)。今(いま)なお 世界(せかい)は 混迷(こんめい)※5 している。人道(じんどう)を 重(おも)んじる 外交(がいこう)の プロとして、そして 被爆者(ひばくしゃ)として、核(かく)なき世界(せかい)への 道筋(みちすじ)を 照(て)らし 続(つづ)けて ほしかった。( ー 引用 ー )
※1 「悲報(ひほう)」とは、悲しい知らせ。
※2 「惨状(さんじょう)」とは、目も当てられないほど痛ましく、むごたらし有様。
※3 「孤児(こじ)」とは、両親のいない子。みなしご。
※4 「担(にな)う」とは、自分の責任として引き受ける。負担する。
※5 「混迷(こんめい)」とは、入り乱れて、わけがわからないこと。
本日の天風録で、あなたは何を学び考えましたか?
ちなみに、私は、
大島 賢三さんの人間性や生き方について、少し学んでみました。
改めて、
人に心を寄せて寄り添う大切さと、
大島賢三さんの意志を継ぐ、私達としては、
混迷する世の中だからこと、
人道を重んる正しい道筋を見極めながら、
後世に伝えていく使命を
考えてみました。