黒板五郎に学ぶ人生学・・・
中国新聞天風録を「読み・書き・タイピング」し、
世の中の出来事を学び、
認知症予防の取り組みで「考える力」の脳トレに
励んでいます。
〖 写真はナタリーより引用 〗
【2021.04.04の 天風録 ↓ ↓ ↓ 】で学び、考えたこと。
芸能界(げいのうかい)では 評判(ひょうばん)だった らしい。「あの人(ひと)は バラエティー番組(ばんぐみ)には 出演(しゅつえん)しない」。断(ことわ)り切(き)れずに 出(で)た トーク番組(ばんぐみ)「徹子(てつこ)の 部屋(へや)」で、照(て)れ屋(や)※1 だからと 訳(わけ)を 明(あ)かしていた。俳優(はいゆう)の 田中 邦衛(たなか くにえい)さん。訃報(ふほう)も 遅(おく)れて 届(とど)いた
▲晩年(ばんねん)には 別(べつ)の 思(おも)いが よぎり、仕事(しごと)を 控(ひか)えた ようだ。代名詞(だいめいし)と なった テレビドラマ「北(きた)の国(くに)から」の 主人公(しゅじんこう)、黒板 五郎(くろいた ごろう)の イメージを 壊(こわ)さぬようにーと。時代(じだい)遅(おく)れで 口(くち)下手(べた)※2 だが、大(おお)きな 愛情(あいじょう)で 子(こ)どもを 見守(みまも)る 父親(ちちおや)を 演(えん)じた
▲「北(きた)の国(くに)から」は 放映(ほうえい)開始(かいし)から 今年(ことし)で 40年(ねん)を 数(かぞ)える。10年前(ねんまえ)には 東日本(ひがしにほん)大震災(だいしんさい)が 列島(れっとう)を 襲(おそ)った。管(くだ)を つないで 沢(さわ)から 水(みず)を 引(ひ)き込(こ)み、電気(でんき)は 風力発電(ふうりょくはつでん)で 起(お)こす。一家(いっか)の 生活(せいかつ)に、自然(しぜん)と 生(い)きる 原点(げんてん)を 思(おも)い返(かえ)した 人(ひと)も いたはず
▲シリーズ最終回(さいしゅうかい)で 五郎(ごろう)は 息子(むすこ)と 娘(むすめ)に 遺言(ゆいごん)※3 を 書(か)く。〈うまくいえんが、遺(のこ)すべきものは もう遺(のこ)した 氣(き)がする〈略(りゃく)〉金(かね)なんか 望(のぞ)むな。倖(しあわ)せだけを 見(み)ろ〉。不器用(ぶきよう)に つづられた 言葉(ことば)は、今(いま)の 時代(じだい)への メッセージにも 聞(き)こえる
▲作品(さくひん)の 生(う)みの 親(おや)で 脚本家(きゃくほんか)の 倉本 聡(くらもと そう)さんは 以前(いぜん)、五郎(ごろう)の その後(ご)を 想像(そうぞう)していた。「お墓(はか)を 作(つく)らず、森(もり)で 朽(く)ちて いくことを 望(のぞ)む 気(き)が します」。田中(たなか)さんも 家族(かぞく)の「森(もり)」で 水(みず)入(い)らずの 最期(さいご)を 迎(むか)え、本望(ほんもう)だったろう。( ー 引用 ー )
※1 「照(て)れ屋(や)」とは、恥かしがり屋。
※2 「口下手(くちべた)」とは、ものの言い方が巧みでないこと。
※3 「遺言(ゆいごん)」とは、自分の死後のために、財産の処置などを言い残すこと。また、その言葉。
あなたは2021年4月4日の天風録で、何を学び、どう考えましたか?
ちなみに
私は、黒板五郎さんの遺言のことば、
〈うまくいえんが、遺(のこ)すべきものは もう遺(のこ)した 氣(き)がする〈略(りゃく)〉金(かね)なんか 望(のぞ)むな。倖(しあわ)せだけを 見(み)ろ〉の、
「金なんか望むな。倖せだけを見ろ」この言葉に、
心打たれ、
こんな素敵な遺言が遺せれば・・・と思いますが、
素敵な遺言を残すためには、
コロナ禍で大変だろうが、
「今を必死のパッチで生きろ!」と言われている
そんな気がします。
あの感動をもう一度・・・
「北の国から」全巻 ↓ ↓ ↓