他人事と自己責任の間で・・・

中国新聞天風録を「読み・書き・タイピング」し、
世の中の出来事を学び、
認知症予防の取り組みで「考える力」の脳トレに
励んでいます。

本日の天風録では、こんな事を学び、考えてみました。


あなたは、どんな事を学び、どう考えましたか！？

【 本日（2021.05.29）の 天風録　↓　↓　↓　】で学び、考えたこと。

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　コロナ禍（か）に　伴（ともな）う　最初（さいしょ）の　緊急（きんきゅう）事態宣言（じたいせんげん）が　全国（ぜんこく）に　拡大（かくだい）されたのは、昨年（さくねん）　４月（がつ）１６日（にち）　だった。たった　１年（ねん）と　少（すこ）し前（まえ）なのに、わが　記憶（きおく）は　ぼんやりと　いうか、ほぼ　真（ま）っ暗（くら）である。　ふがいない ※1  頭（あたま）を　たたきながら、スクラップを　手繰（たぐ）った ※2

▲その日（ひ）の　広島県（ひろしまけん）の　新規（しんき）感染者（かんせんしゃ）は　５人（にん）、岡山県（おかやまけん）は　わずか　１人（ひとり）　だった。それが　きのうは　１２３人（にん）と　５９人（にん）。一時（いちじ）より　明（あき）らかに　減（へ）った　ものの、重症者（じゅうしょうしゃ）ベッドの　切迫（せっぱく） ※3 を　思（おも）えば、両県（りょうけん）を　含（ふく）めた　９都道府県（とどうふけん）の　宣言（せんげん）延長（えんちょう）は　当然（とうぜん）で　あろう

▲患者（かんじゃ）、亡（な）くなった人（ひと）と　遺族（いぞく）、医療（いりょう）従事者（じゅうじしゃ）、飲食（いんしょく）や　観光（かんこう）・レジャー業界（ぎょうかい）、解雇（かいこ）※4 された人（ひと）、学校（がっこう）に　通（かよ）えない　生徒（せいと）や　学生（がくせい）・・・。ウイルスと　闘（たたか）う　全（すべ）ての　人々（ひとびと）に　お見舞（みま）いと　激励（げきれい） ※5 を　申（もう）し上（あ）げたい。その上（うえ）で　思（おも）う。今回（こんかい）の　宣言（せんげん）延長（えんちょう）に　重（おも）みを　感（かん）じられないのは　一体（いったい）なぜ？

▲そもそも　都市（とし）を　封鎖（ふうさ）しなければ　効果（こうか）は　限（かぎ）られるのか。自分（じぶん）だけは　感染（かんせん）しないと　信（しん）じて　疑（うたが）わない　心（こころ）の　緩（ゆる）みが　誰（だれ）にも　あるのか。それとも　自分（じぶん）の　言葉（ことば）で　未来（みらい）を　語（かた）ろうと　しない　政治家（せいじか）の　せいか。東京五輪（とうきょうごりん）の　開催（かいさい）へと　突（つ）っ走（ぱし）る　海外（かいがい）関係者（かんけいしゃ）に　共感（きょうかん）　できないためか

▲本紙（ほんし）の　社会面（しゃかいめん）で　毎日（まいにち）、感染者数（かんせんしゃすう）を　都道府県別（とどうふけんべつ）の　表（ひょう）に　している。国内（こくない）　死者（ししゃ）は　１万（まん）３千人（ぜんにん）に　近（ちか）づく。並（なら）んだ　数字（すうじ）が　示（しめ）す　現実（げんじつ）は、ずしりと重（おも）い。（ ー 引用 ー ）

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※1 「ふがいない」とは、情けない、意気地が無いさまなど。
※2 「手繰る」とは、一つ一つもとへたどる。
※3 「切迫」とは、緊張した状態になること。逃げ場のない追いつめられた状態になること。
※4 「解雇」とは、雇っていた人を一方的にやめさせること。
※5 「激励」とは、大いに励ますこと。励まして気を引き立てること。

介護の現場に身を置く者として、
毎日コロナウイルス感染者数はcheckしながら、

「誰しも、

コロナウイルス感染者になりたくて、
感染者になっている訳ではないのに・・・」と思いながら、

何故か！？

何故か！？…

濃厚接触者でないことを願いながらも

感染者探しをしてしま、

心苦しい思いをしてしまう。

コロナウイルスと闘う全ての人々にお見舞いと
激励を申し上げた上で思うことは、

どこかコロナウイルス感染が、

自分は大丈夫、感染したらしたで

自己責任なのだからと、心を緩めていやしないか、

世の中の出来事は、

どーせ他人事！？…となってやしないか？と、

感染まん延防止に関する研修資料を

手にとり

じっと見つめながら

自分自身を戒める。